慈愛
2008年06月28日 (土) | 編集 |
入梅の発表がされてから まとまった雨は降っていない。
今日もお天気がいい。

2月に亡くなった母の納骨が7月2日にある。

その墓地に 私はまだ行ったことがない。

何度も聞いたことのある地名だけど、1度も行ったことがなく おおよその場所しかわからなかったので、今日は下見に行ってみようと出かけた。



母は禅宗のお寺で生まれたが、昨年クリスマスの日に病院のベッドで洗礼を受け クリスチャンになった。

いろんな葛藤があったのだろうと思う。

それでも最後の最後で 念願のクリスチャンになって逝った。
本望だったのではないだろうか。



私は子供のころ 夏休みに母の実家であるお寺に泊まりに行ったことがある。
広い本堂の凛とした静けさが好きだった。

住職の祖父が特別大きな存在に思えていた。(事実 昔の人にしては背の高い人だった。)
あまり言葉を交わしたという記憶がない。
それでもなぜか祖父の優しい笑顔をはっきりと覚えている。


その昔 母は嫁ぐ私に修證義を手渡した。修證義

『意味がわからなくてもいいから 毎日1度は読みなさい。』と。
毎日は読まなかったけど 辛いときは般若心経を小さな声で読んだ。

何度も読んだ。般若心経
   暗記してしまうほど。


そんなことを教えてくれた母が洗礼を受け クリスチャンになったことに納得していても、どこか許せない部分があるような ちょっと複雑な思いが私の中にいまだにある。


母はクリスチャンになり、弟もクリスチャンになった。
でも、父は?
多分 まったくその気はないと思う。



母の納骨する場所は教会が所有する墓地。墓地04


行って見るといかにもクリスチャンの墓地らしい場所。
墓地03


山の中腹のその場所の 隣はうっそうとした森。
墓地10



反対側はりんご畑。
墓地07


りんごの木には 小さい りんごの実がなっていた。



墓地の一角に手押しポンプ式の井戸。
なつかしい☆ まだこんな井戸があったなんて。
押してみると冷たい水が出てきた。
墓地08




きっと夜には遠くに街の灯りがきれいに見えるんだろうね。




母が入るべきお墓もすでに出来ていた。


『慈愛』という言葉を掘り込んで。

墓地02











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